2019年10月12日土曜日

蟻退治

蟻退治した時の話。

夏前に蟻が台所に侵入しているのを発見。
何故か熱い筈の電気湯沸かし器の中などに、入り込んで大量に死んでいたりする。
後を辿ると、食器棚の裏の隙間から出入りしているのを見つけた。
家屋に浸入した蟻に殺虫剤を撒くと、別の場所から侵入される恐れがあるので、今回はベイト剤を導入する事にする。
何を食べるか分からなかったので、肉や野菜を色々仕掛けたが、仕掛けたもの自体が効果は今一つ。
数年前に作った糖蜜とホウ酸を混ぜた塊を設置し、様子を見る。
既に乾燥して塊になり、茶色くなっているが、果たして効くだろうか?
数時間後、沢山の蟻が行列を無したかっていた。
咥えて運ぶのではなく、舐めるか齧るかしてベイト剤に長時間張り付き、戻っていく様子が伺える。
この蟻が、吸蜜性の蟻である事を、この時初めて理解した。
兎に角効いているようなので、暫く様子を見る事にする。
それから2~3日後、蟻は忽然と姿を消す。

月が替わり、再び別の場所から台所に侵入する蟻を見かける。
通販で買ったアリメツと砂糖、それと家で作った糖蜜にホウ酸を混ぜたベイト剤を、行列入り口近くに並べた。
6月中旬も過ぎた頃に通販で発注した為、当時開催されていたサミットの影響をもろに受けたのか、届いた頃は7月初週だったように記憶している。
最初は家で作った方のベイト剤に群がった。
それを設置して数分も経たぬ内に。
恐らく前回の時に味を占めたのか、餌場へ誘導する為の臭いが残っていたのか。
その近くに幾つかのアリメツ入れを設置し、少しだけ砂糖を撒いてもう暫く待つ。
1時間程すると、アリメツの方にも蟻が集まっていた。
表面をちょっとつついて、直ぐにどこかへと戻ってゆく。
1度に集まる数は少なかったが、アリメツを吸いに来る回数はかなり多い。
食べ易い方が人気だったのか、縦長の容器と平たい容器では、平たい容器の方が集まる数は多いような気がした。

翌日、ベイト剤に取り付く蟻の数は激減する。
数匹の蟻がアリメツの近くをうろついているだけだ。
違う場所に仕掛けたアリメツにも、動かない2匹の蟻が浮いていた。
さらに翌日、蟻が来なくなったのを確認。
今日は蟻が出勤して来ないという旨を、母がジョーク交じりに伝えてきたのを覚えている。
10日程して、台所に蟻が居ないのを確認したので、ベイト剤を片付けた。

今年は春先に突然、家の中に羽蟻が発生したことがあった。
思えばこれが蟻が家屋内に侵入する予兆だったのかもしれない。
それと、誘き寄せる餌は考えなければならないと思う。
何十年も前は砂糖、数年前は砂糖と魚肉系と米、今回は砂糖と蜜。
どうやら蟻は種類によって好みは少しづつ違うようだ。
しかし、素人目に見て判別など付かない。
何十年も前は、砂糖の結晶を咥えて運んでいたので、蟻は皆餌を咥えて運ぶものだという印象があった。
安易に前と一緒餌だ、と考えたのは少々早計だったと言わざるを得ないだろう。
吸うのか運ぶのかで素にする餌は選ぶべきだ、という事は今回の勉強になった。

今回はこんなところか。
次回は何時になるか分からないが、参考として記録を残しておく。
それじゃまた何時か。



君の明日に、笑顔が灯るなら。